自分を守るための方法をゲット!
〜 護身術としてのコミュニケーションスキル
学校で先生が怒ると自分まで怒られているような気分になってイヤになる。
お母さんを怒らせないように気を使って疲れてしまう。
お友達の輪からはじかれないようにまわりに合わせてしまう。
……小学生の子どもだって、生きるのはなにかとタイヘン。
「子ども共感教室」は、本来の自分らしさを輝かせてのびやかに生き生きとこの世を生き抜いていくコツを、共感スキルと武術のエッセンスを交えながら、親子でレッスンする講座です。
子どもの生きやすさをサポートしたい〜世話人からのメッセージ
もともとわたしが講師の水城ゆうさんと野々宮卯妙と出会ったのは、この春中学生になる長男が小学1年生だった時の初冬でした。
子どもが通っていた小学校では、毎日の宿題の中に「音読」がありました。教科書の決められた単元を子どもが音読するのを親が聞いて、音読カードなるものに親が◎◯△を記すというものでした。わたしは、音読に対して◎◯△をつける、つまり評価をするということにどーーーーーしても納得がいかない思いでいたところに、近所で、音読でありながらも「ジャッジをしない」とうたっているワークショップがあることを知り、行ってみた先で出会ったのが水城さんと野々宮さんだった、という経緯です。
彼らは音読療法のほかにも現代朗読というおもしろいことをやっていて、それらのベースには共感的コミュニケーションというものがあるということも、程なくして知ることとなりました。
わたし自身、共感的コミュニケーションをかいつまんで勉強したり触れたりしたことで(わたしはまったくの初心者ですが)、事の大小にかかわらず、日々を生きている中で遭遇する様々な場面への対処がしやすくなったなという実感を得てきました。
(これは、事態が「解決する」ということは意味していません)
そのような経験から、学校という評価を受ける場で毎日生活している子どもたちも、
「誰かが(身近な大人が)共感的に話しを聴いてくれる」
「自分自身に共感する」
という体験をできたら、ずいぶんと生きやすくなるんじゃないかなぁと思い、講師をお願いしてはじまったのが「子ども共感教室」です。
2回目となる今回は、ピアニスト水城ゆうの奏でるピアノの音に合わせてからだを動かしたり、お互いの話しを聴いて表現をしたり、自分の感覚を自分で聴いてみたり、フィーリングカードをつかってみたり、現代朗読者野々宮卯妙の朗読を聴いて受け取ったことをシェアしあったりと、遊びの中で自然と共感を体験しているという感じで進行することになりそうです。子どもも親も、共感の場を一緒に楽しみましょう?
世話人からのおねがい〜未就学のご弟妹がおいでの方へ
子ども共感教室では、ぜひ、「小学生の子ども」を主役にしてフィーチャーしていきたいと思っています。やらされる・評価される環境でちぢこまった子どものからだやこころに親も寄り添って一緒になって解放していくレッスンの場にしたい、という思いからです。そのため、小さなご弟妹はぜひおうちの方や頼れる方・友人知人・一時預かり・シッターさんなどなどに委ねて、小学生のお子さんと一緒にいらしてください。どうしても、という場合はまずはお話しをお聞きしたいと思いますので、小浜までメールでご連絡ください。
◎日時
2018年5月3日(木/憲法記念日)
9:30〜11:30 子ども共感教室(親子参加)
13:00〜15:00 共感勉強会(大人対象)
◎場所
田園都市線・駒沢大学駅から徒歩11分の施設
申し込みされた方に直接お知らせします。
◎対象 小学生とその保護者
◎参加費 午前の部:親子で3,000円/午後の部:大人 1,000円
午前の部にきょうだい・配偶者が参加する場合の追加料金……子どもひとり1,000円・大人ひとり2,000円
◎お申し込み 以下のフォームからお申し込みください。
https://goo.gl/forms/bJw7FbFU4q2Z7jtl1
通信欄にお子さんのお名前と学年をお書きください。
◎講師 水城ゆう・野々宮卯妙
【水城ゆう】
作家・ピアニスト。詳しいプロフィールはこちら。
水城ゆう著『共感的コミュニケーション2018』(Kindle)も参考にしてみてください。
⇒ https://www.amazon.co.jp/dp/B078MX18HZ
紙本もあります(頒価1,500円)。あらかじめお知らせいただければ、当日お持ちします。
【野々宮 卯妙】
現代朗読家として公演・ライブ出演多数。音読療法士としてメンタルケア・介護予防、共感的コミュニケーション(NVC)を支援・指導。2008年からNVC(非暴力コミュニケーション)ジャパン・ネットワークを支えてきたコアメンバー。日本平和学会員。ポエトリースラム2015ファイナリスト。
◎世話人 小浜華子
学校司書。自主保育は子ども自身の意思を最大限に尊重できる場だと考え、子ども自身のやりたいことを「妨げない遮らない」ことに注力しながら、2人の子どもを就学まで自主保育で育てた。自主保育とは、料金と引きかえに子どもを一方的に預ける幼稚園や保育園とはちがい、地域の親どうしでお互いの子どもを預け預かり合うスタイルの保育活動のことで、保育方針や内容も親同士の話し合いで決めるが、多くの場合は野外での自由遊びが活動の中心となっている。現在は、自主保育を通して培ってきた子ども観を活かし、公立小学校の図書室で司書として従事している。