「介護予防」というかんがえかたがあります。
お年寄りが寝たきりになったり、介護を必要とする生活にならないように、元気なうちから予防し、長く健康にすごそう、というかんがえかたです。
これは私たちの生活を圧迫している医療費や介護費用の大きな削減にもなります。
音読療法はこの運動においてかなり効果的な役割をはたせると感じていて、介護予防の運動に積極的に関わろうと計画しています。
健康法や予防法は毎日つづけることが大切で、習慣化することがのぞましいですね。
音読療法は簡単な方法で呼吸筋や姿勢筋を整えたり鍛えたりできるので、毎日気楽につづけることができます。
運動というわけでもないので、特別な準備もいりませんし、道具も使いません。部屋のなかでも公園のような屋外でも、いつでも始めることができます。
呼吸や発声、音読といった簡単な方法を使い、身体だけでなくこころのケアもできます。
音読は表現の楽しみもあり、こころの健康に大変有効なのです。
グループでおこなうとさらに効果があがるでしょう。
何人かが集まってストレッチ、呼吸、発声をおこない、お互いに音読しあいます。
そのときにはぜひ共感的コミュニケーションを使ってみてください。
おたがいに表現しあい、つながりあうことの喜びを見いだすことができるでしょう。
そのようなグループをオーガナイズするお手伝いを、音読療法士がおこないます。
いきいきとした喜びのなかで充実した老境をすごしてほしい、というのが音読療法協会の願いのひとつです。
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